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X軸ベルト

  1. レーザー本体の電源をOFFのにしてください。また、作業中に誤ってスイッチが入らいないように、パソコンとレーザーを接続しているUSBケーブルを抜いて下さい。(パソコン側)
  2. トップドアーを開けて、X軸アームを手前に引きます。
  3. フォーカスキャリッジをX軸アームの中央に移動してください。
  4. つまみネジ②を緩めて取り外し、#2ミラーカバー①を取り外して下さい。

  5. テンションブラケット②の3本のマウントネジ③を、それぞれ1/2回転だけ緩めます。また、頭なし止めネジ①を少しだけ緩めててください。(完全に外さないでください。)

  6. フォーカスキャリッジ右側の、ベルトクランプ2箇所のネジを外して下さい。この時、ワッシャーを無くさないように注意して下さい。

  7. ベルトを挟んでいるベルトクランプ金具の2本のネジを少しだけ緩めて下さい。この時、ネジを完全に外さないで下さい。ネジ2本が緩んだらベルトクランプ金具をベルトから慎重に取り外します。ベルトは、そのままX軸レールにぶら下がった状態にしておいてください。ベルトをX軸レールから外してしまうと、大掛かりな作業になってしまいます。(X軸レールを取り外さなくてはならなくなります)。

  8. ぶら下がった古いベルトの片側の端と、新しいベルトの端を、ホチキスで止めて下さい。この時、ベルトが重ならないように注意して下さい。

  9. 古いベルトをゆっくりと引き出し、新しいベルトをレールの中に通して下さい。この時、ベルトが捻れないように注意して下さい。(ベルトの歯が内側です)
  10. 新しいベルトがレールの中に通ったら、ホチキスの針をとり、古いベルトを外して下さい。
  11. 新しいベルトの両端を持って、ベルトクランプ金具を取り付けて下さい。ベルトクランプ金具には方向性があります。クランプの丸みを帯びた側が内側です。ベルトの弛みが極力なくなるまでクランプ金具を介してベルトを引っ張って下さい。クランプを介してベルトを引っ張ったままの状態で、ベルトクランプ金具の2本のネジを締めて下さい。

    ※次の作業では定規(端が0のもの)とバネ秤が必要になります。

  12. フォーカスキャリッジをいちばん左側に移動し、ベルトクランプ金具をいちばん右に移動して下さい。次に、ベルトの中央部分の定規を当て、バネ秤でベルト中央を13mmまで引いて下さい。正しいベルトテンションは、VLS6.60の場合は、100-125g、VLS3.60/VLS4.60の場合は、150-175gが目安となります。 ただし、この時点ではベルトのテンションは緩くても大丈夫です。

  13. この後、余分なベルトの端をハサミを使って切り落としますが、ベルトをベルトクランプ金具から少なくとも7mm程度を残して下さい。 ベルトをベルトクランプ金具の面で切ってしまうと、この後の調整が出来なくなりますので気をつけて下さい。
  14. 手順5で緩めた頭なし止めネジを慎重に締め込んで、手順12のベルトテンションになるように調整してください。ベルトテンションが規定値になったら、テンションブラケットの3本のマウントネジを締めて下さい。
  15. ベルトクランプ金具とフォーカスキャリッジを連結しネジで固定して下さい。

  16. 最後に、取り外した#2ミラーカバーを元に戻して完了です。