• クイックマニュアル

マーキングマシンのレンズ・ミラーのメンテナンス

マーキングマシンは、反射ミラー(ガルバノミラー)と集光レンズ(fθレンズ)を使ってレーザー光を材料に照射することでマーキングを行います。

したがって、レーザー光の経路上にあるミラーとレンズの汚れはレーザーエネルギーの減衰やパワーダウンに繋がります。レンズに汚れや曇りが生じていた場合は、レンズ・反射ミラーの清掃を行ってください。

安全の確保、および機器の破損を防止するために、まず最初にマーキングマシンの電源をOFFにしてください。決して電源がONの状態(通電状態)で作業を行わないでください。

 

レンズはスキャンヘッドに取り付けられています。

レンズを反時計回りに回して取り外します。

取り外したレンズを、市販のレンズクリーナー、もしくはIPA(イソプロピルアルコール・イソプロパノール)を湿らせた不織布で表面を軽く拭き取ります。

レンズは、表面、裏側、両方行ってください。

次にガルバノミラーの清掃を行います。スキャンヘッドの中に向かい合った2枚のミラーが確認できます。

向かい合ったミラー面を、IPA(イソプロピルアルコール・イソプロパノール)を湿らせた綿棒で表面を軽く拭き取ります。電源ON(通電状態)でなければミラーは一定の範囲内で動きますが、動いても問題ありません。ただし、決して強い力を加えないでください。

ミラーを2枚とも、清掃してください。

ミラーの清掃が終わったら、レンズを取り付けてください。(時計回りに回す)

以上でレンズ、ミラーの清掃は終了です。