エコノミックMOPA 30Wレーザーの場合
材料 ステンレス
暗色マーキング（※高熱が加わるため、材料が薄い場合、熱で材料が歪むことがあります。）
- ハッチングは0.01
- パワー30-80%程度（適宜調整）
- スピード 500-800程度（適宜調整）
- 周波数37kHz
- 焦点距離を正しくセットした位置から、意図的に3-5mm程度離す
明色マーキング
- ハッチングは0.05
- パワー30-80%程度（適宜調整）
- スピード 800-1200程度（適宜調整）
- 周波数80-200kHz（適宜調整）
クリーンナップパス
- ハッチングは0.05 クロスハッチ（角度を指定し、Closs Hatchを有効にする）
- パワー30-80%程度（適宜調整）
- スピード 800-1200程度（適宜調整）
- 周波数200kHz
参考
文字を深彫りをして、最後に酸化被膜を取るクリーンナップを行う場合
前提として、Ezcad2はハッチングパラメーターで一つのオブジェクト（テキスト、図形）に対して3つのハッチングを設定できます。（Hatch1,Hatch2,Hatch3）
これを利用して、Hatch1で深彫り（複数回）とHatch2にクリーンナップパスを設定します。
- Hatch1（黒を指定）に強度の高いレーザー設定を割り当てます。
周波数は37kHz（最強）、レーザーパワーが強ければ強いほど、ハッチングピッチが狭ければ狭いほど強いレーザーが照射されます。
ファイバーレーザーのパワー設定のコツまた周波数を37kHzより高くする（例：100kHz）ことで熱の影響を減らすことができます。ただし、彫る強度は下がっていきます。
複数回レーザーを当てる場合は、テキストのハッチングパラメーター内で繰り返し照射回数（お好み）を指定してください（Count） - Hatch2を有効（Enable）にして、（赤を指定）にクリーンナップパスを設定してください。（上図参照）
注意 Hatchを組み合わせる場合は、Hatchの色を変えてください。